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   何が飛び出すかわらないおもちゃ箱。
   スペシャル画像からボツネタまで色々展示してあります。

 
   
             

 

 ★第十一回まつ散歩 『谷中霊園』 2014/11/3


  ずいぶんと時間が空いてしまいましたが、まつ散歩です。

  昭和の面影が残る谷中めぐり。前回の続きで谷中霊園へとやって来ました。

 

  JRの日暮里駅から歩いて数分の場所に谷中霊園はあります。
  霊園の道は良く整備されていてスカイツリーも意外に近く見えます。

 

  この辺り、江戸時代は感応寺(現在の天王寺)の境内の一部であり、桜並木になっている

 中央園路は感応寺の参道でした。
  園路の入口にお花屋さんが多いのはその名残でしょうか。
  1935年に明治政府が寺の一部を東京府管轄の公共墓地にし、谷中霊園と名付けられたそうです。

 

 

  まず目指したのは、幕末の英傑かそれとも憂国の懦夫か。
  江戸幕府第十五代征夷大将軍徳川慶喜のお墓です。

 

  将軍のお墓は寛永寺墓地の区域にあり、はじめての人でも迷わずにたどり着けるよう丁寧な

 案内板が出ていました。
  葵のご紋の付いた鉄門に守られて眠っています。
  三つ並んだ石組みの円墳の真ん中が慶喜公のお墓です。

 

  人気はありませんでしたが、猫たちがのんびりと番をしていました。

 

 

  そして目を引いたのは、「明治の毒婦」と呼ばれた高橋お伝のお墓。


  嘉永三年(1850年)生まれ。明治二十年(1879年)一月三十一日に強盗殺人の罪で斬首刑に

 処せられた女性です。

 

  戯作者(げさくしゃ)の仮名垣魯文(かながきろぶん)が書いたお芝居「高橋阿伝夜刃譚」の

 モデルになった人です。

 

  らい病にかかった夫を毒殺し恋仲の男とかけ落ちするも、男がやくざ者だったために

 金の工面をせねばならず、古物商、後藤吉蔵に借金の申し出をしたところ、吉蔵は浅草の

 旅籠丸竹で一晩を過ごすのを条件に金を貸すと言いました。しかし、翌日態度を変え、金は

 貸さないと約束を反故にしたため逆上したお伝が殺害。所持金を奪って逃げた。

  ……とされています。

 

  毒婦などと呼ばれて世間を騒がせましたが、最近の研究では夫をかいがいしく看病していた

 一面もあったそうです。

 

  このお墓、正しくは供養碑で、明治十四年に仮名垣魯文が興行が当たったお礼に

 歌舞伎役者らと寄付を出し合って建てられました。
  お参りをすると三味線が上手くなると言うジンクスがあり、今も献花が絶えないそうです。

 


  最後に鉄柵で囲まれた屋根付きのお墓を発見。
  これは神田駿河台のニコライ堂を建てた聖ニコライさんのものです。
  大きくて立派な墓石は棺の形をしていました。

 


  歴史に名を残した方々に思いを馳せるお墓参り。
  一人ひとりみんなに特別な人生があったんだろうなと想像をめぐらせながら、夕焼けに

 染まりはじめた谷中を後にしました。

 

 

 

                                matsuzo.m

 

 
  谷中霊園から見えるスカイツリー 徳川慶喜のお墓 高橋お伝のお墓  
   
               
  棺の形をしたニコライさんのお墓 お墓の番をしている猫たち むふぅ~♪  
   
               
               
                                                   
 
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